夏休みの勉強法 中学生編

夏休みは部活動等で忙しい生徒さんも多いと思いますが、そんな中せっかく夏期講習に来るのですから充実した勉強をしたいものです。そこで、夏を乗り切るために教科毎にいくつかアドバイスをしていきたいと思います。入試の範囲は、中学1年生~3年生までです。後回しにしてしまうと、苦手が積み重なり後で大変な思いをします。今から一つでも苦手を克服し、志望校に合格しましょう。

 

国語 全ての科目に言える事ですが、多くの問題に触れましょう。特に、国語は細かいテクニックに頼るよりも、物量作戦で問題に慣れてしまうという方が手っ取り早いです。国語は同じ問題が出題されることが少ないため、得点が安定しない科目でもあります。漢字や文法、古文単語など、確実に点数に繋がる単元にも力を入れましょう。

 

数学 数学で一番大切なことは、問題に慣れることです。何問も数をこなせば「パターン」が見えてきて、問題に取り組みやすくなります。九九を知らなければ割り算ができない、というように前の単元の習熟度が次の単元の理解度に繋がります。単元で苦手な問題に出会ったら、復習も同時に行うようにしましょう。

 

理科 理科は短期間で大幅な得点アップが望める科目です。自分がどの分野を苦手としているのか把握し、その分野について集中的に取り組んでいきましょう。1つ注意しなければいけないのが、理科の勉強方法です。理科は知識を覚えるだけでなく、それらを活用することが求められます。知識を覚えた後にたくさんの問題に触れ、活用する練習もしましょう。

 

社会 地理、歴史のどちらかにバランスが偏ってはいませんか?三年生は公民に躍起になってこの二つが疎かになっていませんか?最終手段としてどれかの一つに絞ることもテクニックですが、夏の段階ではバランスよく勉強しましょう。何故そのような事象が起きたのか、それによってどのようなことが起きたのか等を考えていくと深く記憶に刻まれます。

 

英語 まずは英単語練習に励み、語彙力を増やしましょう。文法問題でも読解問題でもリスニングでも、単語が重要となってきます、意味がいくつもあって混乱している単語、ありませんか?「as」等はその代表格です。一度、英和辞典を引きなおしてみて、自分の知っている意味、まだ知らない意味についてまとめてみましょう。

 

以上になります。最後に、勉強する上で重要なポイントを一つ。

・何度も繰り返し復習する事。よく「何度やっても覚えられない」という生徒さんがいますが、それならばもう一度復習してしまえば良いのです。人間は生活する上で不要な知識を忘れようとする習性があります。脳のスペースは限られていますから。そこで、何度も何度も復習する事により「これは生きていく上で不可欠な知識なんだ」といった具合に脳を騙してしまうのです。一番活発な中学生の脳、有効活用しないと勿体無いです。