こんにちは!佐野です。
本日は「算数」と「数学」の関係性について紐解いてみたいと思います。

皆さんは「算数」と「数学」で、なぜ名称が違うのか考えたことはありますか?

文部科学省 小学校指導要領「目標」には
算数は日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考える能力を育てるとともに、活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き、進んで生活に生かそうとする態度を育むこと目標とする

と明記されています。
このように「算数」では比較的日常に近い部分での計算を扱う学問であり、数学で扱う計算の前提知識とされています。

では「数学」はどのような学問なのでしょうか?
数学は量、構造、変化、空間といったものを対象として、いくつかの仮定から始めて、決められた演繹的推論を進めることで得られる体系を研究する学問」とされています。

なんとも理解しにくい文章だと思います。
簡単に言えば
数学はやや観念的、抽象的であったり、専門的な職業で用いるような応用をにらんだカリキュラム」ということになります。

さてここで出てきた数学の観念的・抽象的な考え方が最初から出来る人はいるのでしょうか?

もちろんいません。
具体的なことがわからないのに中学生くらいの子どもがいきなり抽象的なことが理解できるわけがありません。

その抽象的な学問を理解するために「算数」という科目があるのです。
中学生になって数学が嫌いになったという生徒さんにありがちなのがこの「抽象的な部分が理解できない」ということです。
もちろん算数の具体的な計算が解けるから数学の抽象的な計算ができるわけではありません。
しかし、この場合はその「抽象的な概念を理解できるように先生が噛み砕いて説明する」ということが必要不可欠です。

個別指導一筋の佐野塾であればどこを詳しく、わかりやすく説明しなければいけないのかのノウハウが詰まっています!!

また、実は小学生の「算数」を理解できていなかったために「数学」が解けなかったという生徒さんも数多くいました。
このような生徒さんは学校教育では「算数」に立ち返って学習することがないため確実に苦手が増えていく一方です。
しかし、佐野塾であればその生徒さんの状況にあわせて学習スケジュールを立てていきますので着実に成績アップを目指すことができます!!

さて、ここまで長々とお話させていただきましたが
今回は中学校の「数学」における小学校の「算数」の重要性に気付いていただけたら幸いです。

「算数」は「数学」を理解するための階段のようなものです。
一段ずつ着実に上っていきましょう!!

佐野塾では中学生の「数学」だけでなく小学生の「算数」の指導にも定評があります。
「学校ではどうしても理解できない部分があった」
「どうしてこの計算で答えがでるのかわからない」
などといった疑問をお持ちでしたら佐野塾で担当講師がわかりやすく解説いたします!!