こんにちは。佐野です。
本日は「中学生が人生の一番の分岐点。誰もが勉強するべき理由。」についてお話しさせていただきます。

※今回は非常に長文となっております。ぜひお時間のございます時にお読みください。※
※今回は大学卒業後、就職してサラリーマンになるという前提の話となっております。※

タイトルでも述べている通り、私は中学生こそ人生において一番勉強するべき時期だと考えております。
その理由は大きく3つあります。その3つの理由を聞けばどれだけ中学生における勉強が大切か理解できるでしょう。
今回は少し長くなりますがどうぞ最後までお付き合いください。

1.中学校の勉強は今後の人生において大いに役に立つ

この項目は受験などで役に立つというわけではなく、大人になるうえで大切なものを身につけるという意味です。
大人になれば幼い頃の記憶や習慣は忘れてしまうものです。
忘れてしまう境目は人それぞれ違いますが大体中学生の頃の記憶は残っている方が多いのではないでしょうか?
勉強を通じて文章の読解力や数学的センスを伸ばすことも大切ですが、勉強を継続して行う習慣を身につけることはその何倍もの価値があります。

情報化社会が進み、時代のサイクルが早くなった現代では社会人になってからも学習する姿勢がなによりも大切です。
いつ自分の勤めている会社がなくなってしまってもおかしくない中で、自分を守ることができるのは自分だけです。
社会人になると「勉強しなければいけないのはわかっているけど、どうしても勉強できない。」といった声をよく聞きます。
ここで勉強をする習慣が身についていると社会人とその習慣の身についていない社会人ではどちらのほうが有能な社会人になれるでしょうか。

2.入る高校によって人生は大きく変わる

中学生こそ一番勉強する時期であるという一番の理由がこの「入る高校によって人生は大きく変わる」ということです。
高校によって進学重視か就職重視か学校の雰囲気が全然違います。
もし進学希望なのに就職重視の学校に入学したらどうなるでしょう。
高校生の時期は特に周囲の人に大きな影響を受けます。自分の仲良しグループがみんな就職だったら、自分だけつらい受験勉強を1年以上続けられるでしょうか?
そんなことは絶対にできません。(そもそも大学受験勉強は友達と一緒に頑張っていても心が折れそうになります)

また、友達が受験勉強を始めると自分も始めなければと思うこともとても大切です。
大学受験において何よりも大切なことは早く大学受験に対して本気になることです。
しかしこれが自分だけではなかなか本気になれません。人間は嫌なことをどうしても後回しにしてしまう生き物なのです。
そんな中、昨日まで一緒に休憩時間に遊んでいた友達がある日突然休憩時間に単語帳を開いて勉強しだしたらどう思いますか?
その瞬間受験勉強はいつか始めなければいけないものからもう始めなければいけないものに変わります。

面白いことにこれは進学校になればなるほど周りの友達が受験勉強を始める時期が早くなり、人数が多くなります。
みなさんは不思議に思ったことはないでしょうか。日本はまだまだ学歴社会です。しかし必要な学歴は最終学歴のみ。
ではなぜ世間で(学歴として)高校は重視されていないのにも関わらず頭が良い人は進学校に進学するのでしょうか。
それは進学校には大学受験に対して本気になっている人が多いからです。
自分の周りに進学に対して本気な人が多ければ多いほどみんなで同じ方向を向いて真剣に頑張れるからです。

3.入る大学ですべてが変わる

これを言ってしまったら大学受験で頑張れば良いのでは?という声も上がってきそうですが、あくまでも2番目の理由でも述べた通り大学受験は実質的に高校受験の時点で始まっていると私は考えています。
人間は環境によって大きく思考や行動が変わります。
高校生という大切な時期をどのような環境で過ごすのか、それが今後の人生に大きく関わってくることは火を見るより明らかです。

さて、熾烈な大学受験を勝ち抜いて入学した大学によってその後がどのように変わるのか。
大学に入学する最大の目的はいい企業に就職することだと思います。
正直今の日本では大学での勉学は社会に出てから必ずしも使うものではなく、形式的なものになっている部分も多く存在します。
一部の理系大学の大学院卒業クラスでは入社後に即戦力になる可能性もありますが(もちろん自分の研究と業務が完全に一致している場合のみ)
ほとんどの新入社員は入社後に研修や実際の業務を行いながら起業に教育されます。
そのことを考えると企業サイドからすると採用において、学生が今まで何を学んできたかということはあまり重要ではありません。
それよりも教育した以上にその学生が利益をもたらすことができるかどうかという面で判断します。

この就職活動についても語りだしてしまうとただでさえ長い文章がさらに長くなってしまいますので割愛いたしますが簡潔に言ってしまえば企業は「理解力があって、しっかりとコミュニケーションが取れる常識的な人間」が欲しいのです。
しかし面接の短い時間で理解力という部分はなかなか判断できません。では企業はどのように判断するのか。
みなさんご存知かと思いますがここで最終学歴を企業は判断材料として利用します。
もちろん学歴を重視しない企業も存在します。しかしその分選考過程で自分の頭の良さをアピールできなければ企業からすれば必要のない人物です。

さらに入学した大学によっても就職活動の成功確率は変わってきます。
自分の周りが全員大手志望であれば少し不安であっても集中して就職活動に取り組むことができます。また、就職活動における情報も多く手に入れることができるでしょう。
では自分の周りが就職に対して大して本気ではなく、大手を目指して頑張っている自分をバカにしてきたらどうでしょう。頑張れるものも頑張れません。

最後に

以上3つが私が中学生こそ人生において一番勉強するべき時期だと考えている理由です。
改めて私は人間にとって環境というものは非常に大切だと考えております。
これを読んでいる親御さんなら今までどれだけ朝起きることが苦手でも社会人になれば朝早く起きなければいけない。だからつらくても早起きして通勤している、またはそのような生活をしていた。という方がたくさんおられると思います。
それは早起きしなければいけない環境に身を置いていたからです。
与えられた環境ではその中でどのように行動することが自分にとって最善なのかを考えなければいけません。
ではいくつもの環境が選択できるとしたら?いい環境を選べるとしたら?
中学生はこの先の人生の環境をまだ選択できます。
よりよい環境に身を置くために、今一番何をしなければいけないのか。
これを子どもたちにも理解しやすく伝えていくことが我々学習塾の仕事でもあります。

ここまで生徒のことを考えて指導しているというところが佐野塾の最大の特徴でもあります。
世の中には大小さまざまな学習塾が存在します。
もちろん学習塾もボランティアではないので利益を上げなければいけません。
そのため塾長(または室長)も授業を行い、人件費を圧縮して運営を行っております。
その分生徒一人ひとりをよく見ることができず、ただ勉強を教えるだけになってしまっていることが多いように感じます。

しかし、佐野塾はそのようなことを行っておりません。
私は生徒の人生を考えるという部分は削ってはならない部分であり、そこを削ってしまうとそれは学習塾ではないと考えております。
塾長が授業が行わない代わりに授業料が高いということもございません。
小学生コース詳細ページ
中学生・高校生コース詳細ページ
では佐野塾はどこの部分でコストカットをしているのか。
それは「広告・宣伝費」です。
佐野塾では大々的なCMは流しません。広告チラシも頻繁に行いません。(もちろん年に数回は行います)
それはなぜか。それは広告・宣伝費を授業料に上乗せしたくないからです。
良いサービスを適正な価格で。佐野塾はこれからも生徒の皆さんがより良い環境へ進めるためのサポートを全力で行ってまいります。